一生の付き合いになる気管支喘息のこと

はじめに

このブログは、15年以上喘息と付き合ってきた私 花崎が、同じ悩みを持つ人と

「喘息に負けないメンタルを保つためのヒント」

を共有できたらと思い立ち上げたものです。

今回は当ブログの読み方についてお話させていただきます。

完治は難しい気管支喘息

ちなみにここで言う「喘息」とは「気管支喘息」のことで、

よく「咳喘息」と混同されがちですが、大きな違いは

完治するかどうか という所です。

「咳喘息」は完治する病気です。

治療にかかる期間は1か月ほど、長いと数か月に及びますが、正しい治療によって治すことができます。

(しかし、咳喘息が悪化して気管支喘息に移行することもあるので注意が必要です。放置せずにちゃんと病院へ行きましょう)

対して「気管支喘息」とは慢性疾患といって、

完治は難しく治療が長期にわたる病気です。

基本的に治りません。一度かかると一生の付き合いになるので、持病と言い換えてもいいと思います。

一般的に ぜんそく といえばこの「気管支喘息」のことと認識されていますよね。

先ほど述べたように大人の喘息とは、(基本的に)完治はしない病です。

薬や生活習慣の改善などで、発作が出にくいようコントロールすることはできます。

…が、そこがゴールなんです。

病気の症状が落ちついている状態のことを寛解(緩解)といいますが、

喘息の治療とは、その寛解を目指しておこないます。

ハイ治りました!もう一生発作が出ることはありませんよ!

…とはならないんですよね。

一度発症したら一生付き合うことになる人がほとんどです。

気管支喘息が自然に治癒した例は全体の1割以下と言われています。

小児喘息なら大人になるまでに治る見込みはあるそうですが…

成人してからも重い症状の出るかたは、落ち着くことはあっても完治するのは難しいでしょう。

以上をふまえ改めてご紹介します。

このブログは、喘息を「治す」目的で書かれているものではありません。

治らなくても、心が折れないよう、

喘息とうまく付き合っていくためのコツをお伝えするためのブログです。

発作の恐怖

喘息とは、寛解と発症を繰り返しながら一生付き合っていく病気です。

一時症状が落ち着いても、気候やアレルゲン、疲労やストレスなど、

何らかのきっかけによって発作は何度でも起きてしまいます。

楽しい旅行中だろうと、大事な商談の最中であろうと、

時を選ばず発症してしまうのだから恐ろしいですよね。

携帯吸入薬など使用してすぐおさまれば良いけれど、それでどうにもならなければ病院へ行くしかありません。

吸入薬が効かないレベルの発作だと命に関わります。

救急車を呼ばなきゃ、なんてことにも。大事(おおごと)になります。

仕事やプライベートに大きな影響を及ぼしてしまうのも、喘息発作の辛いところ。

いつ発作が起きるかわからないと構えて生活をおくるうちにストレスが溜まり、神経がすり減ってしまうのです。

ストレスからうつ病へ

私自身、長く気管支喘息を患っており、生きているのが辛いと感じることがあります。

身体的なつらさはもちろん、精神的にもしんどくて、生きるのをやめたくなる事も多くありました。

喘息くらいで?

と思う人もいるかもしれませんが、そうなんです。

それくらい、患者のメンタルを蝕む病気なのです。

喘息の症状の重さは人それぞれ。

ごく軽い症状の人もいれば、日常生活に支障をきたすほどの重症患者もいます。

悪化すると命を落とすケースも少なくありません。

日本だけで年間2000人ほどが亡くなっているとのこと。

(適切な治療を行っていればそこまで悪化することは滅多にないようですが、それにしても多いですよね)

その症状もけして軽視できないものですが、一番怖いのは、

患者の心まで病んでしまうという所です。

ひとたび発作が起これば、気道を握りつぶされたような苦しみに苛まれます。

鼻水も詰まるわで、人によっては恥ずかしい思いをするし、

家族や友達、仕事仲間など、周囲にも迷惑がかかります。

そのため、いつ発作が起こるか分からない、という不安を抱えての生活は本当にキツいものです。

仕事やプライベートがうまくいかないストレスから、うつ病を誘発することも。

周囲に理解されない苦しみ

そして喘息は、他人に、社会に理解されにくい病気でもあります。

患者数は年々増加傾向にあり、病名自体は有名なのに、その実態はあまり知られていません。

私がこれまで関わってきた喘息患者のなかでさえ、

自分の病気に対して理解が足りていないんじゃない?という感じの人が結構いました。

(「苦しい時もあるけど、しばらくしたら治るし大したことないっしょ」という人。こういう人が一番危険だと担当医の先生が仰ってました

つらさを理解してもらえないこと。また、自分自身のつらさを認めてあげられないこと。

喘息患者が鬱病になってしまう理由は、そこにあると思います。私自身がそうでした。

どんなに気を付けて生活していても、発作は起きるときには起きてしまいます。

そしてそのために、仕事に穴をあけてしまったり、人との約束を守れなくなってしまったりして、まわりに迷惑をかけてしまうことがあるでしょう。

病気だから仕方ないね、と許してくれる心の広い人ばかりではないし、

相手が喘息を軽い病気と考えている場合、こいつサボりたいだけじゃないの?と思われてしまいます。

患者の側も、本当につらくてつらくて休みたいのに、

「サボりだと思われるだろうか」とネガティブな思考にも陥りやすいです。

また、たとえば人間関係に恵まれていても、迷惑をかけてしまう自分が許せないという人もいるでしょう。

自分の病気が軽いものだと思い込んでる人なら尚更。

「これしきの事で躓いて、自分はなんてダメな奴なんだ…」と、どんどん落ち込んでいってしまいます。責任感の強い人ほどそうなりますね。

周囲からの理解が得られない。

これは辛い。

病気を受け入れられず、うまくできない自分を責めてしまう。

これも辛い。

もちろん症状そのものも、しぬほど辛い。

辛いことが多すぎる。

そしてストレスが溜まりまた発作を誘発するのです。

なんという負の連鎖…

最後に

そんな負のスパイラルの中にあって、何度も何度もくじけそうになりましたが、

幸い私は、自分の心を守るための考え方にたどり着くことが出来ました。

今後更新の記事にて、体験談や喘息あるあるなど紹介していく予定です。

乞うご期待!(笑) 暇な時にでも覗いてみてください。

同じ悩みを抱えている人がいる、と知るだけでも心が安らぐこともあります。

この記事を読んでいるあなたが、今自分を責めて苦しんでいるなら、

まず自分の心を救ってあげて下さい。

あなたがまず楽になることで、結果として、周りの人のことも助けられるかもしれません。私はそうでしたので。

このブログが、少しでも誰かのお役に立てれば幸いです。

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